立ち振る舞い

服の色で心理効果や印象は変化する?安心や好感を与える選び方とは?

皆さんは人前で話をする時、洋服選びを気にしていますか?私はものすごーく気にします!というのも、幼稚園に就職したばかりの頃、私は黒やベージュ、グレーなど暗い色が大好きで明るい色のものはほとんど着ることなく、小物も全て黒やベージュといったスタイルで通勤していました。そんな私に先輩先生が一言、「いつも暗くて元気がないようだけど、大丈夫?」と声をかけてくれたのです。
その時私は

ヨウコ
ヨウコ
確かに疲れてはいるけど、そんなに私って暗く見えてるの・・ショック!

と心の中で思いました。今思えば、就職当初の慣れない生活に疲れも出て笑顔も少なく、毎日暗い色で通勤していたのだから先輩に暗く元気がないように見えたのも当然です。

人は服装や身に付けるものからも相手がどのような人なのか?どんな状態なのか?を感じ取っているのです。ましてや初めて会う人にとって相手の服装が与える印象はとても大きいと思うのです。話を聞いてもらいたい!と思ったら話を聞きたいと思ってもらえる服装をすること。

その場の雰囲気や話す内容、見られたい自分に合わせて洋服を選ぶことは、聞き手を惹きつけ、より興味を持って話を聞いてもらえるきっかけになるので、話を聞いてもらいたい!と思ったら話を”聞きたい”と思ってもらえる服装をすることは大切だと思うのです。

そこで今回は聞き手を惹きつける洋服の選び方・色選びのコツを心理学の面から、そしてなぜそれがいいのか?という理由を体験談を盛り込みながらお届けしたいと思います。

服の色で心理効果や印象は変化する?

突然ですが皆さんは赤ちゃんが好む形を知っていますか?実は赤ちゃんが最初に認識する形が丸い形だそうです。それは丸い形は人の顔をイメージさせる為、安心感を与えるからなのだと言われています。

ヨウコ
ヨウコ
だからドラえもんやアンパンマンといった顔の丸いキャラクターは長年子供たちに愛されているのね。

このように人は生まれた時から人の顔をイメージする丸い形を好み親しみを持ちます。これは「安心したい」という本能的欲求があるから。そしてこの欲求は大人になっても変わらず根本にあるそうです。逆に考えると安心感を持てない状態では、防衛本能が働いて自分を守ること以外耳に入ってこないということになりますね。

《ポイント》
・人は産まれながら本能的に”安心したい”気持ちを持っている
・大人になっても変わらず根本にある。
・安心した状態でないと話は届かない。

ここで洋服に関わるエピソードを一つお伝えしたいと思います。

《研修で感じた洋服が与える印象》

私は以前、幼稚園の研修でいろいろな園に行ったり講演会に参加していました。
その時はあまり意識していなかったのですが、今思い返すと幼稚園で行う研修は手遊びや歌など実技的なものが多く話をする方の服装もカジュアルで中にはジャージという場合もありました。

自分もジャージだったのでなんだか親近感を持ったのを覚えています。反対に公民館や会議室で開かれる講演会研修では、内容もこれからの保育についてや子育てコーチングなど聞くこと中心で、話をする人は男女問わずスーツでした。その姿に威厳を感じ真剣に聞こうと思ったものです。

このように用途や話の内容に合わせた服装には違和感がなく相手に安心感ややる気を与えるのだと思います。
聞き手にこの安心感ややる気を持ってもらうためにとても有効なのが洋服です。洋服は安心感や相手の権威を目で見てわかりやすく相手に伝える手段として最適なのです。

もちろん服装が全てではないのですが、服が与える第一印象は大きいです。最初に与える印象に違和感がないと安心してもらえますから、その後の話もスムーズに進み相手も真剣に聞いてくれるはずです♪

・聞き手に安心感を与える服装を意識すること。
・話す場所や内容に相応しい服装を心がけると第一印象が良くなり、
その後の話がスムーズになる。

安心や好感を与える選び方とは?

次に色選びについて考えていきましょう。私たちの生活スペースでは色々な場所で上手に色が使われています。例えば信号機、赤・青・黄色にはそれぞれ意味があり、私たちは瞬時にそれらの色を見て判断して適切な行動をしていますね。

ヨウコ
ヨウコ
確かに!他にも公衆トイレでは男性用・女性用で統一した色を全国的に使っているから色だけ見てはいることも多いわ。これも色が私たちに判断材料を伝えるものなのね。

色にはその色が持つイメージや相手に与える印象、自分の心理に働きかける力があることは色彩心理でも知られています。そんな気になるカラーについて、ここでは虹色7色を例に色が持つ意味とそこから考える場面に合わせた色選びのコツをお伝えしたいと思います。

《色の持つ意味》

「活力・情熱・興奮」といった強いエネルギーをイメージする色で、人前に立つ力や自信を与えます。

:陽気であたたかい高揚感を表す色。カジュアルで親しみやすい印象を与えます。

黄色:知性を高める色。理解力、記憶力、判断力が高まり、心の不安を解消します。

:心身のバランスを整えリラックスさせる効果があります。

:青は心身を落ち着かせ、長時間の集中力を助けます。

:青の要素+直観と洞察力を高める色です。

:心身のバランスを整える癒しの色です。

これを見ると、人前で堂々と話したい!威厳を持ちたい!そんな場合には赤を用いると良さそうです。また、優しい印象を持ってもらいたいと言うときは橙や緑を用いると良さそうですね。

《私の例》
私はテレビの今日の占いなどでラッキーカラーが出ると意識して取り入れるようにしています。他にも自分のラッキーカラー(ちなみに赤です)を持っていて、ここぞという場面では必ずどこかに赤い色を身に付けるようにしています。それは赤の持つ自信や活力をもらいたいと思っているからです。他にも相手に持ってもらいたい印象のサポートをしてくれる色を場面に合わせて取り入れるようにしています。

他にも、ドキドキをどうにかしたい時は黄色や紫色、集中したいときや緊張感を持って伝えたい時には、青色や藍色を服や小物の一部に用いることがおすすめです。

このように色の特徴や色の持つ力を理解して、自分の必要な色を洋服や小物の一部に取り入れると良いですね。

まとめ

いかがでしたか?今回は聞き手を惹きつける洋服選び・色選びのコツとその理由についてお伝えしました。せっかく人前で話すのならば、真剣に聞いてもらいたいですよね。それには人は誰でも安心したいという本能的欲求を持っていることを理解し、場にあった服装を心がけ、色が持つ意味や力を十分に取り入れること大切なのだと思います。

普段何気なく選んでいる色にはその時の心理が現れると言われています。逆に考えればなりたい自分を引き出してくれる色を積極的に選び取り入れていけば、色が力を貸してくれてなりたい自分に早く近つけていけると言うことだと思います。色の意味を知り、意識して取り入れていきたいですね。

では、今回はここまでになります。この記事が聞き手を惹きつける洋服選び・色選びのコツと理由を知りたいと思っていた人の参考になれば嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。また次回話し上手になるブログでお会いしましょう♪